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肩こり首こりについて①本当の原因

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肩こり首こりの本当の原因とは?①

これから③回に亘って肩こり、首こりについて少し長めの記事を書いていきたいと思います。

肩こりは日本人の国民病とも言われますが、
「なぜ肩こりが起きるのか」を正しく説明できる情報は、実は多くありません。

・血行が悪いから
・乳酸が溜まっているから
・疲れているから

どれも間違いではありませんが、本質ではありません。
肩こりが慢性化するかどうかは、
肩こりの正体をどう理解しているかで大きく変わります。


肩こりの正体は「3つのストレス」が重なった状態

肩こりは単一の原因ではなく、


力学ストレス × 血流障害 × 神経反射

この3つが同時に重なった状態です。
多くの肩こりでは、
「引っ張られ続ける」と「縮み続ける」が同時に起きています。


① 引っ張られ続ける(持続的な牽引ストレス)

姿勢が崩れると、筋肉は常に引き伸ばされる力を受けます。

筋肉には「起始(始まり)」と「停止(終わり)」があり、
姿勢不良が続くと、
起始と停止が離され続ける状態になります。

筋肉は切れないように、
無意識に力を入れて耐えます。
これが防御収縮です。

典型的な例

  • 猫背 → 僧帽筋上部
  • 反り腰 → 腸腰筋
  • 扁平足 → 後脛骨筋

これらはすべて、
姿勢によって引っ張られ続ける「姿勢性コリ」です。


② 縮み続ける(等尺性収縮)

肩こりの多くは、実は動いていない時に起きています。

デスクワーク中、肩はほとんど動いていませんが、
筋肉はずっと力が入ったままです。

これを等尺性収縮(長さが変わらないまま力が入る)と言います。

この状態が続くと、

  • 筋内圧が上がる
  • 毛細血管が圧迫される
  • 血流が低下する

結果として、
酸素不足・代謝障害が起こり、コリとして感じるようになります。
これが「デスクワーク肩こり」の正体です。


③ 神経が「守ろう」とする反射

肩こりで最も見落とされがちなのが、神経の関与です。

身体は、

  • 痛み
  • 不安定な関節
  • わずかなズレ

を感知すると、
危険と判断して筋肉を固めます。

これはα運動ニューロンという神経の働きによる反射です。

つまり肩こりは、
身体が「守るために作っている緊張」でもあります。


なぜ「引っ張られながら縮む」という最悪の状態になるのか?

一見、矛盾しているように思えますが、肩こりではよく起きています。

例:肩こりの場合

  • 頭の重さ → 下に引っ張られる
  • 落ちないように → 僧帽筋が縮む

伸ばされながら縮んでいる状態になり、
これは筋肉にとって、
最も血流が悪く、最もコリやすい条件です。


肩こり=血行不良は「原因」ではなく「結果」

「血行が悪いから肩こりになる」というより、

肩こりがあるから血流が悪くなる

この順番の方が正確です。

筋緊張 → 血管圧迫 → 血流低下 → さらに筋緊張
という悪循環に入ると、
マッサージや湿布では一時的にしか改善しません。


肩が悪いとは限らない

肩こりは、肩だけの問題ではありません。

  • 胸郭(肋骨)
  • 背中
  • 呼吸の浅さ

これらが連動して、
結果として「肩」に症状が出ているケースが非常に多いのです。


なぜ肩こりは取れにくくなるのか?

  • 姿勢が変わらない
  • 無意識の緊張が続く
  • 呼吸が浅い

これらが改善されない限り、
いくら筋肉を緩めても、原因は毎日再生産されます。


まとめ

  • 肩こりは乳酸が溜まっている状態ではない
  • 「引っ張られ続ける+縮み続ける」が同時に起きている
  • 力学・血流・神経が重なってコリになる
  • 肩以外の影響も大きい

そして重要なのは、
肩こりには「自然に戻る段階」と「戻りにくい段階」があるということです。

次回は、
「肩こりの可逆性と不可逆性」
――放置してはいけない肩こりの状態について解説します。

肩こり首こり②自然に治る肩こりと治らない肩こり

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